脱毛できれいな肌を目指したいなら、肌のケアが必須。正しいケアを行えば、肌トラブルを防ぐだけでなく、脱毛効果のアップも期待できます。
今回は、脱毛前後のケアや部位ごとのケアなど、肌のケアに関する情報をまとめてお届け。
しっかり肌をいたわって、効果的な脱毛をしましょう。
脱毛後のケアでツルツルの肌に!
脱毛でムダ毛を薄くしても、肌が荒れてしまっては意味がありません。
脱毛後のケアをきちんとしてツルツルの肌を目指しましょう。
脱毛後は保湿やUV対策などのケアを
脱毛後は、毛穴に熱がこもって肌が乾燥しやすくなっています。乾燥した肌は非常に敏感で、ちょっとした刺激が肌トラブルに繋がることも。お風呂上りなどの保湿はできるだけ早く入念に行いましょう。
ただし、保湿アイテムの油分には注意が必要。過度な油分は逆に肌トラブルを引き起こしてしまうこともあります。
汗をかきやすい時期や皮脂の分泌が多い部位には、ローションなどの油分が少ない保湿アイテムを使うとよいかもしれません。
また、敏感になった肌が日焼けをすると重症化する恐れがあります。脱毛前に日焼け止めを塗ることは照射の妨げになるため、日差しの強い日には日焼け止めを持参して脱毛後に使用することをおすすめします。
脱毛後は肌への刺激を最小限に
脱毛後に体を洗う際には、シャワーの温度をできるだけ下げて肌を擦らないように注意してください。石けんやボディソープは、小さな子どもでも使えるような肌に優しいものを選ぶとよいでしょう。
また、最低でも脱毛後3日間は自己処理を控えて肌を休めることが大切です。4日後以降に自己処理を再開する場合も、脱毛テープや毛抜きなど肌への負担が大きい方法は控えてなるべくシェーバーを使用しましょう。
その他、摩擦を起こす行為や締め付けの強い衣類にも注意が必要です。とくにVIO脱毛をした場合は、きつい下着を着用すると体を動かす際の摩擦が肌に大きな負担をかけてしまいます。
脱毛後は血行を促進させない
脱毛後は、激しい運動や飲酒などの血行を促進させる行為は控えましょう。お風呂に関しては、湯船に浸からずシャワーのみで済ませること。肌が敏感な状態で血行が促進されると、肌トラブルを起こす可能性があります。
肌の炎症を抑えたい場合は、逆に肌を冷やして安静にすること。肌を温めるようなことをすれば、炎症は長引いてしまいます。
脱毛前のケアで脱毛効果がアップ!
肌のケアは、脱毛後だけでなく脱毛前にも必要。脱毛前のケアによって、肌トラブルを予防するだけではなく脱毛効果も高められます。
脱毛前の保湿とUV対策で効果を高める
肌が潤っていて柔らかいと脱毛の光やレーザーが発毛組織に届きやすくなり、脱毛効果が高まります。そのため、脱毛後だけではなく脱毛前や日頃から保湿を心掛けることが大切です。
また、脱毛時に重度の日焼けをしていると、照射を避けたり照射の出力を弱めることに繋がってしまいます。日常的にUV対策を行って、問題なく照射できる肌を目指しましょう。
ただし、施術の際に日焼け止めが塗られていると照射の妨げになってしまいます。脱毛当日は、日傘など代わりのUV対策を用意することをおすすめします。
脱毛前の自己処理には注意が必要
脱毛の前にはあらかじめ自己処理をしておく必要がありますが、いくつか注意点もあります。
まず、自己処理は脱毛の前日~3日前に行うようにしましょう。
当日の自己処理は肌に負担をかけ、照射による肌トラブルが起きやすくなってしまいます。ただし、剃り残しをシェーバーで剃る程度であれば問題はありません。
次に、毛抜きや脱毛テープなどの毛を抜く自己処理は避けてください。
脱毛機器は毛の黒いメラニン色素に反応して、光やレーザーを放出しています。そのため、表皮にメラニン色素が表れないと脱毛機器が反応できなくなってしまうのです。
その他、詳しい自己処理のやり方については自己処理に関する記事で解説しています。
脱毛前のケアは日頃の生活から
生活習慣が乱れると、肌のターンオーバーや毛が生え変わる周期に影響が出ます。そのため、肌トラブルを避けて脱毛効果を高めるには生活習慣を見直すことも重要です。
また、効果的な脱毛には毛や肌が健康的であることが不可欠。たんぱく質やビタミンなどを中心に、食事の栄養バランスにも気を付けましょう。
部位ごとに脱毛前後のケアは違う!VIOのケア方法は?

肌のケアは大切ですが、実は全ての部位が同じケア方法でよいわけではありません。
とくに注意が必要な部位のケア方法を以下にまとめたので、こちらを参考にきれいな肌を手に入れましょう。
部位ごとのケア方法
- 顔は皮膚が薄いので擦らず押し込むようにして保湿をする
- 背中や胸は皮脂や汗の分泌が多いため油分の少ないケア製品を使う
- 二の腕など毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)ができている部位には尿素クリームを塗る
- VIOには油分が少なく低刺激のケア製品を使用する
顔は、体の中でも皮膚が薄く敏感な部位です。化粧水などをつける際は肌を擦らず、手で肌を押し込むようにして保湿をします。
また、洗顔においても、肌を直接擦るのではなく泡の上からなぞるようなイメージで洗い、水やぬるま湯で流すようにしましょう。
背中や胸は皮脂や汗を分泌しやすい部位で、油分の多いケア製品を使ったり過度な保湿をするとニキビや毛穴が赤く発疹する毛嚢炎に繋がる恐れがあります。
乾燥がとくに気にならなければ、ローションやボディミルクなど油分の少ないケア製品を使うのがおすすめ。汗をかきやすい時期は、化粧水で済ませてもよいかもしれません。
二の腕などは、角質が厚くなることでブツブツとした「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」を起こしやすい部位です。毛孔性苔癬が見られる場合には、尿素入りのクリームを使用して角質を柔らかくしましょう。
VIOは、とくに敏感で蒸れやすい部位。アルコールフリーや無添加など、肌に優しく低刺激なケア製品を使用することが大切です。
また、蒸れて油分が酸化することで炎症が起こらないよう、油分の多いケア製品は避けてください。
脱毛前後のケアを怠るとどうなるの?
脱毛後は、毛穴に熱がこもって肌が乾燥しやすくなっています。乾燥した肌は敏感で、保湿をしなければちょっとした刺激で肌トラブルを起こしてしまうことも。
とはいえ、肌トラブルが起こってしまった場合でも、すぐに正しいケアを行えば問題なく肌は回復していきます。
ですが、乾燥や肌トラブルを見過ごしてケアを怠ってしまうのは非常に危険。
肌トラブルは長引き、慢性的な乾燥肌や敏感肌になってしまう恐れがあります。乾燥がシワの原因になったり、肌が硬くなって毛が皮膚に埋まる埋没毛を引き起したりすることも。
将来的な肌の劣化を防ぐためにも、肌のケアは抜かりなく行いましょう。
脱毛で肌トラブルが起こったときのケアは?
脱毛後に肌トラブルが起こってしまったら、まずは患部を清潔な状態で冷やすことです。
肌トラブルが起こった箇所の保湿も重要ですが、ニキビや毛嚢炎の場合は過度な保湿を控えて化粧水など最低限の保湿にとどめましょう。行き過ぎたケアは、肌への刺激になってしまうこともあります。
上記のようなことを守っていれば、基本的に代謝によって肌は自然回復します。代謝を妨げないよう、食事や生活習慣の乱れには気を付けてください。
ただ、耐えられないようなかゆみや痛みを伴う場合や症状が長引く場合は医療機関にかかるようにしましょう。肌トラブルが心配な方は、医療脱毛で脱毛を行うのもおすすめです。以下に、その理由をまとめました。
医療脱毛がおすすめな理由
- 医療機関として認められたクリニックのみが医療脱毛を行える
- 医師が常駐しているので肌トラブルなどに対して診察や薬の処方を受けられる
- 診察や薬の処方に関してほとんどのクリニックが無料で行っている
- エステ脱毛よりも早く効果を実感できるので自己処理による肌の負担が減るのも早い
脱毛前後のケアでツルツルの肌に!

内容のまとめ
- 脱毛前後は保湿やUVケアを欠かさない
- 脱毛後は肌への刺激を抑えて自己処理は控える
- 脱毛前の自己処理は前日~3日前にシェーバーで行う
- 脱毛前後には血行を促進する行為などの注意事項がある
- 皮脂の分泌が多い部位や蒸れやすい部位には油分の少ないケア製品を使う
- 脱毛後のケアを怠ると敏感肌やシワの原因になる
- 肌トラブルが起きたら患部を冷やし過度なケアはしない
- 脱毛後に使用するケア製品は低刺激で肌に優しいものを選ぶ
- 医療脱毛は肌トラブルが起きた際に医師による診察や薬の処方を受けられる
脱毛後は、敏感になった肌を保湿やUV対策でしっかり守りましょう。
また、脱毛前にも保湿やUV対策を心掛けることで脱毛の光やレーザーが発毛組織に届きやすくなり、日焼けが照射の妨げになることもなくなります。
保湿方法に関しては、皮脂の分泌が多い部位や蒸れやすい部位には油分の少ないケア製品の使用をおすすめします。汗をかきやすい時期や乾燥しやすい時期など、気温や湿度によって油分を調節することも重要。
さらに、ケア製品を選ぶ際には肌に優しいものを選びましょう。
肌トラブルに関しては、患部を冷やして相応の対処をすれば基本的には自然に回復します。ただし、ケアを怠ったり肌トラブルを放置すれば慢性的な敏感肌やシワの原因になることも。
正しいケアを行って、ムダ毛も肌荒れもないきれいな肌を目指しましょう。



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