【医師監修】アレキサンドライトレーザーの特徴と脱毛効果は?副作用などの注意点を確認しよう

脱毛の知識

「せっかく脱毛をするなら永久脱毛ができるクリニックで医療レーザー脱毛をしたい!」と考えている女性も多いですよね。実は、医療脱毛レーザーには主に3種類が存在し、それぞれ特徴が異なるということを知っていますか?

毛のメラニン色素(黒色の色素)に反応して抑毛を促すため、肌の色が薄く毛の色が濃いアジア人の肌質にぴったりな「アレキサンドライトレーザー」。波長が長いので皮膚の奥まで届きやすく、メラニン色素に左右されないという特徴から黒人の脱毛に使用されることが多い「YAGレーザー(ヤグレーザー)」。今回は3種類のなかでもオーソドックスで、現在最も使用されているといわれる定番の「アレキサンドライトレーザー」について詳しく見ていきましょう!

  1. アレキサンドライトレーザーとは?特徴を解説
    1. アレキサンドライトレーザーとは
    2. アレキサンドライトレーザーの特徴
  2. アレキサンドライトレーザーのメリット
    1. 太く濃いムダ毛に効果を発揮しやすい
    2. 医療レーザー脱毛の中では比較的痛みを感じにくい
    3. シミ・そばかすを薄くする効果に期待できる
    4. ニキビ予防・ニキビ跡改善に効果が期待できる
    5. 毛穴を引き締める効果が期待できる
  3. アレキサンドライトレーザーの脱毛効果は?必要回数と期間
    1. 脱毛完了までの回数
    2. 脱毛完了までの期間
  4. アレキサンドライトレーザーで起こりうる副作用などの注意点
    1. アレキサンドライトレーザーで起こりうる副作用
      1. 赤み
      2. 蕁麻疹(じんましん)
      3. 毛嚢炎(もうのうえん)
      4. ヤケド
      5. 硬毛化(こうもうか)
      6. 肝斑の悪化
    2. アレキサンドライトレーザーを受けられない場合
      1. 褐色肌・小麦肌の人
      2. かなりひどい炎症・アトピーなどがある人
      3. ケロイド体質の人
      4. てんかんと診断を受けた人
      5. 妊娠中・妊娠の可能性がある人
      6. タトゥーが入っている箇所
      7. 注意が必要な病気や薬を飲んでいる人
  5. アレキサンドライトレーザーの痛みの強さ
    1. 他マシンとの比較
  6. アレキサンドライトレーザーを搭載した代表的なマシン
    1. アレキサンドライトレーザーのみ搭載した単一マシン
      1. ジェントルレーズ
      2. ジェントルレーズプロ
    2. 2種類以上のレーザーを搭載した併用マシン
      1. ジェントルマックスプロ
      2. クラリティツイン
      3. スプレンダーX
      4. ソプラノアイス・プラチナム
      5. ソプラノチタニウム
  7. アレキサンドライトレーザーに関するよくある質問
    1. Q1. アレキサンドライトレーザーは人体に影響はないの?
    2. Q2. アレキサンドライトレーザーはニキビやニキビ跡にも効果があるって本当?
    3. Q3. 照射後はいつから効果を実感できる?
    4. Q4. 脱毛当日に何か気を付けることはある?
    5. Q5. 施術1回あたりの所要時間はどのくらい?
  8. まとめ

アレキサンドライトレーザーとは?特徴を解説

アレキサンドライトレーザーとは?特徴を解説

クリニックによって導入している脱毛器はさまざまですが、やはり自分の毛質・肌質に合ったレーザーを扱うクリニックを選びたいですよね。

まずはアレキサンドライトレーザーの脱毛の仕組みや特徴、その他2種類のダイオードレーザー、YAGレーザーとの違いについて説明します。

アレキサンドライトレーザーとは

アレキサンドライトレーザーとは

アレキサンドライトレーザーはアレキサンドライトといわれる希少な宝石を光源とし、3種類の医療レーザーのなかで最も波長が短いレーザーです。

毛のメラニン色素(黒色の色素)に反応する特殊なレーザーを照射する脱毛方法で、世界中で多くの実績とシェアを誇る定番レーザー。メラニン色素を多く含む毛に反応しやすく、光エネルギーを熱へと変換して毛包(もうほう)や毛乳頭(もうにゅうとう)などの組織を破壊することで脱毛を促します。

痛みの感じ方には個人差がありますが、冷却システムを搭載している機種が多い点、波長が他のレーザーより短い点から、痛みはやや感じにくい方だといわれています。また、アレキサンドライトレーザーは肌表面のメラニン色素にも反応するため、脱毛だけでなくシミやくすみ、ニキビ跡の改善に効果を期待することが可能です。

一方、肌にメラニン色素が多く含まれている褐色肌さん、日焼け肌さんの場合は施術を断られる可能性が高いので注意してください。

アレキサンドライトレーザーの特徴

アレキサンドライトレーザーの特徴
レーザーの種類アレキサンドライトレーザー熱破壊式ダイオードレーザー蓄熱式ダイオードレーザーYAGレーザー
波長755nm800nm~940nm800nm~940nm1064nm
脱毛効果
痛み×
産毛への効果
美肌効果××
日焼け肌××

アレキサンドライトレーザーは3種類のなかでも最も波長が短いため、波長の長いYAGレーザーに比べると痛みはやや感じにくい点が特徴です。メラニン色素に反応するので肌色が薄く毛の色が濃いアジア人の肌質に合っており、私たち日本人の脱毛に適した脱毛方法だとされています。

ただし、メラニン色素の少ない産毛への効果はあまり期待できず、産毛箇所の脱毛には蓄熱式ダイオードレーザーまたはYAGレーザーがおすすめです。また、アレキサンドライトレーザーはシミ除去やニキビ跡改善の治療にも使用されているレーザーなので、副次的な美肌効果を期待することができるでしょう。

アレキサンドライトレーザーのメリット

アレキサンドライトレーザーのメリット

日本のみならず世界中で多くのシェアを誇るアレキサンドライトレーザーですが、一体どのようなメリットがあるのか気になりますよね。

以下では、アレキサンドライトレーザーを使用して脱毛を行う5つのメリットについて詳しく説明します。

  • 太く濃いムダ毛に効果を発揮しやすい
  • 医療レーザー脱毛の中では比較的痛みを感じにくい
  • シミ・そばかすを薄くする効果に期待できる
  • ニキビ予防・ニキビ跡改善に効果が期待できる
  • 毛穴を引き締める効果が期待できる

太く濃いムダ毛に効果を発揮しやすい

「アレキサンドライトレーザーとは?特徴を解説」で説明した通り、アレキサンドライトレーザーはメラニン色素に反応して脱毛を促す脱毛方法です。

肌色が薄くて毛の色が濃い日本人の脱毛に適しているため、効率的にムダ毛を脱毛することができるでしょう。

また、メラニン色素が多く含まれている太く剛毛なムダ毛の脱毛に向いており、脇やVIO(デリケートゾーン)などの脱毛におすすめです!

医療レーザー脱毛の中では比較的痛みを感じにくい

基本的にアレキサンドライトレーザーを使用している脱毛器には冷却システムが搭載されており、照射時に肌表面の温度上昇を防ぐことで痛みを緩和することができます。

また、ダイオードレーザーやYAGレーザーと比較すると波長が最も短いので、照射時の痛みは少ない方だといわれています!

ただし、痛みの感じ方には個人差があるため、痛みに不安を抱えている女性はスタッフに相談のうえ、麻酔の使用を検討してみてくださいね。

シミ・そばかすを薄くする効果に期待できる

医療レーザー脱毛として使用されているアレキサンドライトレーザーは、メラニン色素に反応する特徴からシミやそばかすの改善にも多く使用されているレーザーです。

脱毛クリニックでの施術の場合、メインの目的が脱毛なのであくまで副次的な効果となりますが、肌をワントーン明るく見せてくれる効果に期待できるでしょう。

しかし、女性ホルモンが原因とされる肝斑(かんぱん)に照射すると、逆に濃くなってしまう可能性があるため注意が必要です。

ニキビ予防・ニキビ跡改善に効果が期待できる

脱毛によってムダ毛がなくなると、皮脂や汗などの汚れがムダ毛に付着しづらくなるため、肌を清潔に保ちやすくニキビ予防に効果的だといわれています。

また、アレキサンドライトレーザーはメラニン色素に反応する特徴、コラーゲンの生成を促進する特徴から、実際にニキビ跡の治療にも使用されています。

炎症を起こしているニキビや膿が出ているニキビなどに関しては、クリニックによって施術を断られるケースもあるため、無料カウンセリング時にスタッフへ相談するとよいでしょう。

毛穴を引き締める効果が期待できる

アレキサンドライトレーザーを肌へ照射すると真皮のコラーゲンが刺激を受け、コラーゲンの生成を促進する作用が得られるとされています。

コラーゲンが生成されることによって肌に弾力が生まれると、毛穴が目立ちにくくなるといった副次的な美肌効果に期待できます。

また、脱毛による相乗効果で毛穴がキュッと引き締まるため、手触りのよいなめらかな美肌へと導いてくれるでしょう。

アレキサンドライトレーザーの脱毛効果は?必要回数と期間

アレキサンドライトレーザーの脱毛効果は?必要回数と期間

「アレキサンドライトレーザーってどのくらい効果が実感できるの?」と、脱毛効果に疑問を抱いている女性も多いのではないでしょうか?

脱毛完了までの回数

脱毛完了までの回数
脱毛部位自己処理が不要になるまでツルツルになるまで
8~10回10回以上
5~6回8回以上
腕・脚・ボディ5~6回8回以上
Vライン5~6回8回以上
I・Oライン8~10回10回以上

医療レーザー脱毛の場合、一般的に毛が薄くなったと実感できる回数が「3回」、自己処理が楽になる回数が「5回」、脱毛完了する回数が「8回」といわれています。厳密には部位によって必要回数が若干異なり、顔のような産毛が生えている部位、色素沈着しやすいI・Oラインは回数を重ねる必要があるでしょう。

基本的に多くのクリニックでは5回コースが設けられていて、脱毛効果に満足できない場合は追加で1回ずつ照射を行うことが推奨されます。また、クリニックによっては初めから8回コースを設けているケースもあるので、もともと毛質が太く毛量が多い方は8回コースがおすすめです。

脱毛完了までの期間

脱毛完了までの期間

毛は「成長期」→「退行期」→「休止期」を繰り返すことで生え変わっており、このサイクルは毛周期(もうしゅうき)と呼ばれています。

アレキサンドライトレーザーはメラニン色素に反応するレーザーなので、最も毛が太く濃く成長している「成長期」のムダ毛にしか効果が発揮できません。また、「成長期」にあたるムダ毛は全体の10%~15%ほどと言われているため、全体にムラなく照射するには毛周期に合わせて複数回通う必要があるのです!

部位によって毛周期には差がありますが、ほとんどのクリニックでは2~3ヶ月に1回のペースで施術を行うよう推奨されます。自己処理が楽になるとされている5回通う場合は1年程度、脱毛が完了するとされている8回通う場合は1年半程度かかることをあらかじめ把握しておきましょう。

アレキサンドライトレーザーで起こりうる副作用などの注意点

アレキサンドライトレーザーで起こりうる副作用などの注意点

高い脱毛効果から多くの人に指示されているアレキサンドライトレーザーですが、肌トラブルなどの副作用を伴うリスクがあります。

また、アレキサンドライトレーザーを受けられない場合もあるため、以下で副作用や注意点について詳しく説明します。

アレキサンドライトレーザーで起こりうる副作用

アレキサンドライトレーザーでの脱毛によって起こりうる副作用は、主に以下の6項目があります。

万が一の肌トラブルにも無料で対処してもらえるよう、クリニック選びの際には再診料・薬の処方代などの追加料金が発生しないクリニックを選んでください。

  • 赤み
  • 蕁麻疹(じんましん)
  • 毛嚢炎(もうのうえん)
  • ヤケド
  • 硬毛化(こうもうか)
  • 肝斑の悪化

赤み

アレキサンドライトレーザーに関わらず、その他の医療レーザー脱毛やサロンの光脱毛でも最もよく見られる肌トラブルです。数時間~数日で自然と治まることが多いですが、赤みや痒みが気になる場合は保冷剤などでクールダウンしてあげましょう。

症状が長引く場合は施術を受けたクリニックへ相談して、塗り薬を処方してもらうことをおすすめします。

蕁麻疹(じんましん)

脱毛後に蕁麻疹を発症するケースはかなりめずらしいですが、「光過敏症」や「金属アレルギー」による可能性が高いと言われています。また、時間の経過とともに現れる症状は「遅延型アレルギー(IV型アレルギー)」と言われる状況となり、「光過敏症」「金属アレルギー」とは異なります。

万が一脱毛後に蕁麻疹が発症した場合は、自己判断で治療をせずに速やかにクリニックへ相談してください。

毛嚢炎(もうのうえん)

毛嚢炎とはニキビのようなブツブツとした炎症で、アクネ菌が原因となるニキビとは異なり、毛嚢炎は黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が主な原因です。カミソリや毛抜きによる小さな傷から発症するケースが多く見られますが、医療レーザー脱毛によって毛根部に熱が加わることでも発症しやすくなると言われています。

軽度であれば1週間~10日ほどで自然治癒しますが、症状が長引く場合は施術を受けたクリニックで医師による診察を受けましょう。

ヤケド

アレキサンドライトレーザーはメラニン色素に反応するため、もともと肌の色が濃い褐色肌さん・日焼け肌さんはヤケドのリスクが高い傾向にあります。また、より脱毛効果を実感するためにレーザーの出力を高く設定し過ぎた場合も、ヤケドを発症する可能性があるため出力の調整には注意が必要です。

痒みやヒリつきなどの症状には塗り薬による処置または保冷剤でクールダウンを行い、すでに水ぶくれが発症している場合は、速やかに施術を受けたクリニックで受診してください。

硬毛化(こうもうか)

脱毛によって脱毛前よりもムダ毛が太く濃く活性化されてしまう現象を硬毛化と言い、主にフェイスラインや背中、首などの産毛部分に発症しやすいとされています。いまだに科学的根拠による原因の解明はされておらず、他のレーザーに比べてとくにアレキサンドライトレーザーは硬毛化を起こしやすいといわれています。

硬毛化はすべての医療レーザー脱毛で起こりうるため、発症してしまった硬毛化を確実に治したい場合は、針脱毛(ニードル脱毛)による施術を検討するとよいでしょう。

肝斑の悪化

シミの治療に有効とされるアレキサンドライトレーザーですが、肝斑の場合はかえって悪化させてしまう可能性があるため注意してください。

肝斑は頬骨に沿って左右対称に現れることが多く、比較的広い範囲にぼやけた形で現れることが多いといわれています。一見シミとの区別がつきにくいため、シミか肝斑か検討がつかないという方は、無料カウンセリング時にスタッフへ相談しておくことをおすすめします。

アレキサンドライトレーザーを受けられない場合

アレキサンドライトレーザーの副作用について説明しましたが、そもそも医療レーザー脱毛を受けられない場合もあります。

大手有名脱毛クリニック「レジーナクリニック」のよくある質問から施術不可な場合をいくつかピックアップしたので、あらかじめ以下の項目を確認しておきましょう。

  • 褐色肌・小麦肌の人
  • かなりひどい炎症・アトピーなどがある人
  • ケロイド体質の人
  • てんかんと診断を受けた人
  • 妊娠中・妊娠の可能性がある人
  • タトゥーが入っている箇所
  • 注意が必要な病気や薬を飲んでいる人

褐色肌・小麦肌の人

アレキサンドライトレーザーはメラニン色素に反応するレーザーなので、肌のメラニン色素が濃い褐色肌・小麦肌の方はヤケドのリスクにより施術を断られる可能性が高いです。また、色素沈着が起きやすいVIOなどの場合、色素沈着の度合いによっては施術を断られることがあります。

もともと肌の色が濃い方や色素沈着しやすい方は、メラニン色素に左右されないYAGレーザーや蓄熱式の医療レーザー脱毛器を使用した脱毛がおすすめです。

かなりひどい炎症・アトピーなどがある人

症状の程度や疾患の部位を医師が診察したうえ、施術ができるかどうかを判断する必要があるので、カウンセリング時に必ず医師へ相談してください。

施術可能な場合であっても、施術前に皮膚科で治療を行い症状が落ち着いていることを前提として、施術箇所は当日に症状がでていない部分のみに限ります。また、レーザーの刺激によりアトピーが悪化する可能性があることをあらかじめ把握しておきましょう。

ケロイド体質の人

広範囲にわたってケロイドが存在する場合、軽度の傷でもケロイドを発症する場合は施術を断られる可能性が高くなります。

ケロイド体質の方でも医療レーザー脱毛が受けられる場合もありますが、施術による毛嚢炎やヤケドによりケロイドが発生するリスクが伴います。また、発症してしまったケロイドは治療が難しく、現段階では100%治るとされる治療法は存在しないので注意してください。

てんかんと診断を受けた人

突然意識を失ってしまったり、体が痙攣を起こしたりする発作を繰り返し起こすてんかん患者は、医療レーザー脱毛を断られる可能性が高いといえます。

大手脱毛クリニック「レジーナクリニック」の場合、一度もてんかん発作は起きておらず、生活に制限もなく過ごしている方であっても、てんかんと診察を受けた方はNGとしているので要注意です。

ただし、「アリシアクリニック」「湘南美容クリニック」のように最終発作歴によっては施術可能としているクリニックもあるので、一度無料カウンセリング時に確認することをおすすめします。

妊娠中・妊娠の可能性がある人

基本的にレーザーが直接胎児に影響を与えることはないと考えられていますが、安全第一のため妊娠中または妊娠の可能性がある方は施術を受け付けていないクリニックがほとんどです。施術中に同じ体勢で長時間過ごさなくてはならないこと、妊娠期間中は肌が乾燥しやすく肌トラブルのリスクが高まることから、妊娠中の脱毛は控えた方が無難でしょう。

また、授乳中は施術可能としているクリニックが多いですが、「レジーナクリニック」では妊娠前と同等程度に体調が回復し、産後1ヶ月検診で問題ない場合、原則として産後2ヶ月目以降から施術可能としています。

タトゥーが入っている箇所

メラニン色素に反応するアレキサンドライトレーザーの場合、タトゥーが入っている箇所は変色やヤケドのリスクにより脱毛を断られてしまいます。クリニックによって対応に差はありますが、「レジーナクリニック」ではタトゥーが入っている箇所およびその周辺3~5cmの部位はNGとしているようです。

タトゥーの入っている箇所およびその周辺以外であれば問題なく脱毛可能なので、どうしてもタトゥー部分の脱毛を行いたい方は針脱毛またはブラジリアンワックスを利用しましょう。

注意が必要な病気や薬を飲んでいる人

病気を患っている方や常用薬がある人の場合、必ず無料カウンセリング時に医師に相談のうえ脱毛が可能かどうか判断してもらわなくてはなりません。病名や薬の種類によっては施術NGとなる可能性があるので、漢方薬や市販薬であっても自己判断せずに医師に相談しましょう。

とくに「光線過敏症」の副作用を伴う薬を使用している方は、施術中に副作用が現れる可能性があるため注意が必要です。

アレキサンドライトレーザーの痛みの強さ

アレキサンドライトレーザーの痛みの強さ

アレキサンドライトレーザーには冷却システムが搭載されている機種が多いこと、3種類のレーザーのなかで最も波長が短いことから、比較的痛みを感じにくいレーザーだといわれています。

しかし、いざクリニックで医療レーザー脱毛を契約するとなると、実際のところどの程度の痛みが伴うのか気になる女性も多いですよね。

VIOや脇といった剛毛部分の脱毛にはかなりの痛みが伴うようで、笑気麻酔を利用して脱毛に臨んでいる方も多いことが分かります。また、口コミをリサーチしたところ部位によって痛みの感じ方に差があることが分かり、「全然痛くなかった!」という声も一部見られました。

痛みを感じにくいアレキサンドライトレーザーとはいっても、やはり医療レーザー脱毛には強い痛みを伴うため、どうしても耐えられない場合は麻酔の使用をおすすめします!

クリニックによっては麻酔の使用を無料で受け付けているところもあるので、痛みに不安を抱えている女性は麻酔の追加料金が発生しないクリニックを選ぶとよいでしょう。

他マシンとの比較

レーザーの種類痛みの度合い
YAGレーザー5
熱破壊式ダイオードレーザー4
アレキサンドライトレーザー3.5
蓄熱式ダイオードレーザー1.5

医療レーザー脱毛にはおおまかに「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「YAGレーザー」の3種類が存在します。また、厳密にいえばダイオードレーザーには「熱破壊式ダイオードレーザー」と「蓄熱式ダイオードレーザー」の2種類が存在するため、4種類のレーザーで痛みを比較してみましょう。

最も強い痛みを伴うと言われている種類は「YAGレーザー」で、波長が長く皮膚の奥深くまでレーザーが届くので、高い脱毛効果に期待できる分照射時にかなり強い痛みを伴います。

一方、最も痛みを感じにくい「蓄熱式ダイオードレーザー」は、バルジ領域をターゲットとして低出力の熱でじわじわと脱毛を行うため、熱い飲み物が入ったマグカップを肌に当てたような痛みだといわれています。

「アレキサンドライトレーザー」は比較的痛みが少ないレーザーと言われていますが、「蓄熱式ダイオードレーザー」に比べると強い痛みを感じる人が多いようです。

「熱破壊式ダイオードレーザー」との比較は人によって異なり、どちらもゴムで弾かれたような痛みと言われていますが、「アレキサンドライトレーザー」のほうがやや痛みが弱いという意見が見られました。

アレキサンドライトレーザーを搭載した代表的なマシン

アレキサンドライトレーザーを搭載した代表的なマシン

アレキサンドライトレーザーを搭載しているマシンのなかには、「アレキサンドライトレーザーのみ搭載した単一マシン」と「2種類以上のレーザーを搭載した併用マシン」が存在します。

ここでは代表的なマシンを含める以下の7機種について詳しく説明します。

  • ジェントルレーズ
  • ジェントルレーズプロ
  • ジェントルマックスプロ
  • クラリティツイン
  • スプレンダーX
  • ソプラノアイス・プラチナム
  • ソプラノチタニウム

アレキサンドライトレーザーのみ搭載した単一マシン

マシン名取り扱いのあるクリニック名
ジェントルレーズ湘南美容クリニック
ジェントルレーズ プロ湘南美容クリニック
レジーナクリニック

※院によって保有する脱毛機の種類が異なる場合があります

アレキサンドライトレーザーのみ搭載した主な単一マシンは、「ジェントルレーズ」と「ジェントルレーズプロ」です。

「湘南美容クリニック」「レジーナクリニック」で取り扱われていますが、院によって保有する脱毛器が異なる場合があるため注意してください。

ジェントルレーズ

アメリカのシネロン・キャンデラ社で製造されている「ジェントルレーズ」は、日本国内で多くのシェアを誇る定番の機種です。

DCD(ダイナミッククーリングデバイス)と呼ばれる冷却システムを搭載しており、照射と同時に冷却ガスを吹き付けることで皮膚表面の温度を冷やすことができます。

照射スピードは1秒間に1発と劇的な早さではありませんが、スポットサイズが18mmと大きめなので、背中や脚などの広範囲の施術もスピーディーに脱毛できます。

ジェントルレーズプロ

「ジェントルレーズ」の後継機種である「ジェントルレーズプロ」は、2017年に日本で初めて厚生労働省より「医療脱毛機器」として認可された脱毛器です。

レーザーの照射時間を決めるパルス幅を調節できる機能が搭載され、毛質に合わせた出力の調整においてより細かい設定が可能になりました。

さらに、「ジェントルレーズ」では1秒に1発だった照射スピードが、「ジェントルレーズプロ」では1秒間に2発へと2倍の早さに進化しています!

2種類以上のレーザーを搭載した併用マシン

マシン名取り扱いのあるクリニック名
クラリティツインレジーナクリニック
スプレンダーXアリシアクリニック
ソプラノアイス・プラチナムレジーナクリニック
ソプラノチタニウムアリシアクリニック

※院によって保有する脱毛機の種類が異なる場合があります

「ジェントルマックスプロ」「クラリティツイン」「スプレンダーX」はアレキサンドライトレーザーとYAGレーザーが搭載されたマシンです。

一方、「ソプラノアイス・プラチナム」「ソプラノチタニウム」は蓄熱式レーザー脱毛器に分類され、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、YAGレーザーの3種類の波長をすべて照射できます。

これらは「レジーナクリニック」「アリシアクリニック」で導入されていますが、院によって保有する脱毛器が異なる場合があるため注意が必要です。

ジェントルマックスプロ

シネロン・キャンデラ社が開発した「ジェントルマックスプロ」は、アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーの2種類が搭載された脱毛器です。

米国FDA(米国食品医薬品局)が永久減毛できる装置として許可しており、高い脱毛効果に期待できだけでなく安心・安全な施術を受けることが可能です。

脇やVIOといった太く濃い剛毛部分、顔や背中などの産毛部分の両方に対応できるので、幅広い毛質のムダ毛を一気に処理できますよ。

クラリティツイン

「クラリティツイン」は韓国のルートロニック社が開発した脱毛器で、アジア人の肌を研究して作られているため日本人の肌質と相性がよい点が特徴です。

アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーを搭載しており、2種類のレーザーを使い分けることによって今まで照射が難しかった部位も施術可能になりました。

米国FDA、韓国KFDA(韓国食品医薬品安全庁)、ヨーロッパCEマーク、中国SFDA(国家食品薬品監督管理局)など、世界各国の政府機関による厳しい審査をクリアしているため、高い脱毛効果と安全性が保証されています!

スプレンダーX

2019年にアメリカのルミナス社から発売された「スプレンダーX」は、世界初のアレキサンドライトレーザーとYAGレーザーの2種類を同時に照射できる脱毛器です。

照射口が広いため短時間で広範囲の脱毛ができるだけでなく、照射口の形が四角形なので照射漏れや重ね打ちのリスクを抑えて施術できます。

全身脱毛1回あたりの所要時間は60分程度だと言われており、従来器では90分~3時間程度かかっていたため、約1.5倍~3倍もの時間短縮が可能となりました。

ソプラノアイス・プラチナム

「ソプラノアイス・プラチナム」はイスラエルのアルマレーザー社が開発した蓄熱式レーザー脱毛器で、独自の照射ヘッドにより3種類の波長を照射することができます。

特殊なアタッチメントを使用すれば細かい箇所の施術も可能で、鼻毛や耳毛、眉毛といった従来器では施術が難しい部位でも「ソプラノアイス・プラチナム」なら施術可能に!

じんわりと毛包周辺の温度を上げることで毛包・バルジ領域へアプローチするため、従来器のような施術時に激しい痛みを伴う心配もありません。

ソプラノチタニウム

「ソプラノチタニウム」はイスラエルのアルマレーザー社が開発するソプラノシリーズの最上位機種と言われており、2019年に発売されたばかりの新鋭です!

最大の特徴は3種類の波長をブレンドしながら同時に照射できるという点で、深さの異なるムダ毛に対してまんべんなくレーザーを照射することができます。

さらに、照射口は「ソプラノアイス・プラチナム」の2倍の面積へと改良されたため、全身脱毛1回の所要時間はたったの60分と従来の2倍の早さに短縮されました。

アレキサンドライトレーザーに関するよくある質問

アレキサンドライトレーザーに関するよくある質問

大手Q&Aサイトの「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」を利用して、アレキサンドライトレーザーに関するよくある質問をリサーチしてみました。

Q1. アレキサンドライトレーザーは人体に影響はないの?

医療レーザー脱毛で使用されるレーザーは皮膚の深さまでしか到達せず、心臓や胃、肺などといった内臓に直接影響を及ぼす心配はないので安心してください。

皮膚の厚さは0.3mm~1.3mm程度だと言われており、波長が755nmのアレキサンドライトレーザーの場合、肌表面から1.8mm程度の深さまでにしか到達しません。

最も波長が長いYAGレーザー(1064nm)であっても肌へ到達する深さは4.0mmほどなので、医療レーザー脱毛が内臓に影響を及ぼすことは無いといえるでしょう。

ただし、医療レーザー脱毛を行うにあたって赤みやヤケド、毛嚢炎、蕁麻疹といった肌トラブルのリスクを伴う可能性があります。

アレキサンドライトレーザーのリスクや副作用については、「アレキサンドライトレーザーで起こりうる副作用などの注意点」にて詳しく説明しているのでチェックしてみてください。

Q2. アレキサンドライトレーザーはニキビやニキビ跡にも効果があるって本当?

アレキサンドライトレーザーはメラニン色素に反応するため、ニキビによる色素沈着改善への効果が期待されており、実際にシミやニキビ跡の治療にも使用されています。

さらに、レーザー光がコラーゲンの生成を促す効果にも期待できることから、クレーターを伴う凸凹したニキビ跡にも効果的だと言われています。

ただし、医療レーザー脱毛をメインで行う場合はあくまで副次的な効果となるので、ニキビ跡の治療を優先して行いたい方は専用の治療を受けることをおすすめします。

また、脱毛を行うことで皮脂や汗がムダ毛に付着することを防げるため、肌を清潔に保つことができてニキビの予防にも効果的です。

Q3. 照射後はいつから効果を実感できる?

一般的にはアレキサンドライトレーザーを照射後、10日~2週間程度でムダ毛がポロポロと抜け落ちはじめ、脱毛効果を実感できるとされています。

しばらくすると毛周期に従って「休止期」だったムダ毛が「成長期」を迎えるので、そのタイミングに合わせて2度目の施術を受けるようにしてください。

1回の施術でもムダ毛が薄くなったと感じることはありますが、すべてのムダ毛にまんべんなくレーザーを照射するために、最低でも3回は施術を繰り返すようにしましょう。

1年ほどかけて5回~6回施術を受けると自己処理が楽になり、1年半ほどかけて8回以上施術を受けると脱毛が完了すると言われています。

Q4. 脱毛当日に何か気を付けることはある?

医療レーザー脱毛を受けた当日は肌がダメージを受けており、肌内部に熱がこもっていて乾燥しているため、炎症や肌荒れを起こしやすい状態にあります。

施術箇所は化粧水や保湿クリームを使用して入念に保湿を行い、赤みや炎症がでている部分にはクリニックで処方してもらった軟膏を塗布するようにしてください。

また、脱毛当日は運動や飲酒などの血行が良くなる行動をできるだけ避けて、湯舟にはつからずにシャワーのみで済ませることをおすすめします。

また、脱毛直後の肌は少しの紫外線であってもシミ・炎症を起こしやすいため、日焼け止めや日傘、UVカット機能付きの衣類などを使用して紫外線対策を行いましょう。

Q5. 施術1回あたりの所要時間はどのくらい?

使用しているマシンによって施術1回あたりの所要時間は異なりますが、医療レーザー脱毛の場合は一般的に全身脱毛1回につき2時間~3時間ほどかかると言われています。

なかには1度の来院で全身を脱毛することができず、2~3回に分けて全身脱毛1回を行うクリニックもあるため注意してください。

ただし、照射口が広い機種や1秒あたりのショット回数が多い機種に関しては、従来器よりも短時間で広範囲の施術を行うことが可能です。

アレキサンドライトレーザーを使用している脱毛器のなかでは、「スプレンダーX」「ソプラノチタニウム」が全身脱毛1回あたりたったの60分で施術できるので、脱毛を短時間でサクッと終わらせたい方は取り扱っているマシンからクリニックを選ぶとよいでしょう。

「スプレンダーX」「ソプラノチタニウム」はどちらも「アリシアクリニック」で取り扱っているため、近くにクリニックがある方はぜひ無料カウンセリング時に導入機種を確認してみてください。

まとめ

今回の記事では3種類のレーザーのうちアレキサンドライトレーザーに焦点を当てて、レーザーの特徴や脱毛効果、リスク・副作用などについて詳しく説明しました。

アレキサンドライトレーザーは世界中で多くの実績とシェアを誇る定番のレーザーで、毛のメラニン色素に反応する特殊なレーザーを照射して脱毛を促します。

メラニン色素を多く含む毛に反応しやすいため、肌の色が薄くて毛の色が濃いアジア人の肌質・毛質にぴったりな脱毛器!

シミ取りやニキビ跡の治療にも使用されているレーザーなので、副次的な美肌効果にも期待できると言われています。

ただし、アレキサンドライトレーザーを受けられない場合があったり、アレキサンドライトレーザーを照射することでリスクが伴ったりするため、事前に注意点や副作用をしっかりと理解しておきましょう。

クリニックの無料カウンセリングでは医師やスタッフが丁寧に説明してくれるので、ぜひ一度無料カウンセリングへ足を運んでみてくださいね。

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